白くて透明な矯正装置
矯正治療は一般的に、歯にブラケットと呼ばれる矯正装置を装着し、ワイヤーを結びつけ、ワイヤーの力によって歯を動かしていきます。
矯正が当たり前となっている欧米では現在でも金属のブラケットを使っていますが、矯正をする人がまだ比較的少ない日本やアジア諸国では、矯正していることがわかりにくい、目立ちにくい透明なブラケットが好まれています。しかし、ブラケットは透明でもワイヤーについてはシルバーワイヤーが主流のため、結局ワイヤーが目立ってしまい矯正していることがわかってしまいます。
最近では歯科医療技術の革新により、ワイヤーの表面を白くコーティングしたホワイトワイヤーが誕生。従来の目立つオールシルバーの矯正治療から、目立ちにくいオールクリアーの矯正治療が可能となりました。
このように、歯の色とすべての矯正装置が調和したことで初めて「目立ちにくい矯正治療」から「目立ちにくい矯正治療に」進化したと言えます。
当院では、すべての患者様に分け隔てなく透明ブラケット+ホワイトワイヤーを使った審美性の高い矯正治療を行っております。
ブラケットやワイヤーの種類によって追加料金が発生するということは一切無く、最初からすべての患者様に最上級の素材を使い、笑顔で快適に矯正治療を行って頂くことができます。
大人になってから矯正装置をつけるのが恥ずかしいと感じていらっしゃる方、周りに矯正治療を行っている子が居らず恥ずかしいというお子様も、人目を気にせずに快適に美しい歯並び・かみ合わせにしていくことが可能です。
矯正治療において、歯につける矯正装置が目立つということは最大のハードルです。
そんなハードルを取り払うため、当院では「目立ちにくい矯正治療」をコンセプトに掲げ、「やってよかった」と患者様に思っていただけるような治療を目指しております。
従来との矯正治療とは違う、当院の矯正治療をぜひ体感されてみてください。
舌側矯正(裏側矯正)
歯の表側に装置をつける目立つ矯正は嫌だ、人前に出る仕事などで目立つ矯正はできないという患者様のご要望を叶えることが出来るのが裏側矯正(舌側矯正)です。
舌側矯正(裏側矯正)では患者様ひとりひとりに合わせて装置を作るフルオーダーメイドの装置を歯の裏側に装着して矯正治療を行っていきます。
舌側矯正(裏側矯正)は周りからのみならず、ご自身でも見ることができないほど目立ちにくい矯正方法ですが、歯の内側から歯並びを治していくとても繊細な治療のため、装置やワイヤーは小さくなり一般的に少し治療期間がかかるということが多くなります。
場合によっては上の歯のみ舌側矯正(裏側矯正)、下の歯は表側矯正で治療するという「裏表矯正(ハーフリンガル)」をおすすめすることもあります。下の歯は普段会話をしている時などでもあまり見えないため、見た目を気にすることなく治療していくことができます。
適応症には制限があり、舌側矯正(裏側矯正)が不向きと診断された患者様にはご提供できないこともあります。舌側矯正(裏側矯正)について、詳しくは矯正相談の際にご相談ください。
こんな方に舌側矯正(裏側矯正)がおすすめです。
- 矯正装置が目立つのは嫌だ
- 仕事柄、矯正治療を行っていることを隠したい
- 結婚式を控えており、矯正装置が見えないようにしたい
- 成人式、入学式、卒業式など、人生の節目の大切なイベントの写真に矯正装置が見えるのは嫌だ
舌側矯正(裏側矯正)による治療の特徴が以下となっています。
- 人目を気にせず、快適に矯正治療を受けることができる
- 常に唾液にさらされている歯の裏側は虫歯菌が増えにくく、虫歯になりにくい
- 装置が固定されているのは歯の裏側のため、食事の際に装置に食べかすが挟まってしまう心配がない
- フルオーダーメイドのため処置時間が長くかかり、治療難易度も高くなるため費用が高額になります
- 舌側矯正(裏側矯正)は狭く繊細な治療となっているため、処置時間や処置期間が長くなります
- 歯の裏側がより磨きにくくなるため、通常以上に気をつけて歯磨きやお口のケアを行う必要があります
カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)
歯に矯正装置をつけることに抵抗がある方、固定式の矯正装置では歯のケアに不安があるという方は透明の取り外し可能な矯正装置を使ったカスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)という方法もあります。
治療開始から治療終了まで、歯の動きに合わせた3Dプリンターで作製されたマウスピースを装着していただき、ゆっくりと歯を動かしていきます。
カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)では食事中と歯磨き中の時以外の時間はずっと装置を装着していただきますが、そうすることで歯に矯正力が伝わり、当初の設計図通りに歯が動いていくのです。
固定式のワイヤー矯正では常に歯に力が加わり続けますが、取り外し可能なカスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)は装着していない時間があるため、患者様の使用度合いが矯正スケジュール影響します。
取り外し可能なため、食事や歯磨きを通常通りに行うことが出来ることや、マウスピースは透明なため舌側矯正(裏側矯正)ほどではないものの目立ちにくいというメリットがあります。
適応症には制限があり、カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)が不向きと診断された患者様にはご提供できないこともあります。舌側矯正(裏側矯正)について、詳しくは無料相談の際にご相談ください。
※カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)のメリット
- マウスピースを外して普段のように食事をすることが出来る
- マウスピースは薄くて透明なため、目立ちにくい
- 通常の矯正治療に比べ、痛みが少ない
- マウスピースを外して普段のように歯磨きやお口のケアを行えるため、虫歯になるリスクを低減できる
カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)のデメリット
- 適応できるケースが少ない
- 正しく装置を使わないと効果が得られない
※カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
未承認医療機器の使用について
※カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)は、保険が適用されないため、自費診療となります。
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)
当院では、医薬品医療機器等法(薬機法)において承認されていない医療機器を用いた治療「カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)」を行っています。
①未承認医薬品
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)は薬機法上の承認を得ていません。
②入手経路
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)は米アラインテクノロジー社の製品の商標です。米アラインテクノロジー社のシステムを、インビザライン・ジャパン社を通じて利用しています。
③国内の承認医薬品等の有無
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)による矯正治療は世界中で行われており、一般的にはアライナー矯正カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)と呼ばれています。マウスピース型矯正のための矯正装置は、国内でも様々なブランドがあります。日本で『医療機器としての矯正装置』と認められるものは、薬事承認されている材料を使って、日本の国家試験をパスした歯科医師か歯科技工士が製作したものか、既製品であればそのものが薬事承認されていなければなりません。
インビザライン・システムは、アライナーの材料および型取りに利用する口腔内スキャン装置について薬事承認を受けております。製作過程については、日本国内で歯科医師が患者様に合わせてオーダーしたものを、米アラインテクノロジー社が、海外にある工場においてロボットで製作します。設計は日本国内で歯科医師が行いますが、実際に製作されるのは海外においてであり、ロボットにより製作されますので、薬機法の対象とはなりません(薬機法対象外)。
④諸外国における安全性等に係る情報
マウスピース型矯正を行うための装置は、世界で数十社が販売しており、アメリカでは歯科矯正治療の1/3程度がマウスピース矯正です。その中でもカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)は、全世界で1000万症例以上が治療されていますが、歯科矯正に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。ただし、カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)は、薬機法の承認を受けておりませんので、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。