目立たない矯正2

前回、「目立たない矯正」というタイトルで、矯正コラムを書かせて頂きましたが、

今回はその続きとなります。

オール金属からオールホワイトの時代に変化しながら、

周りで矯正治療をしてる人達をみてみると

大体の人が金属のワイヤーで治療をしていると思います。

みんな目立たない矯正治療を望んでいるのに、

あまり普及していないのには理由があります。

医院サイドの要因として、材料コストと治療効率があります。

白や透明ブラケットは、メタルブラケットに比べると数倍の価格、

ホワイトワイヤーもメタルワイヤーの数倍、結紮線も同様です。

歯科医院を運営する上で、様々な出費があるなかで、材料費も多くを占めます。

ゆえに、材料コストを下げるために安価な材料を使用するというのは、

経営面で言えば納得の理由ではあると思います。

また、審美ブラケットはメタルブラケットに比べると破損や脱離を起こしやすく、

また、製造時のムラが少し大きいと言われています。

単純に矯正医の治療のしやすさだけを考えればメタルブラケットは優秀です。

ホワイトワイヤーについては旧世代の「剥がれやすい」というイメージが強く残っているため、

取り扱わないと決めている矯正医も少なくありません。

矯正装置が目立つのが嫌だなあと考えていらっしゃる患者様の気持ちに

目をつぶってしまうとメタル矯正の方が治療が楽なのです。

歯科医師が治療がしやすい事が患者様のためになるという考えも正しいと思います。

しかし当院は矯正治療後だけでなく、

矯正治療中も快適に過ごして頂きたいという理念を抱いておりますから

フルホワイト治療の大変さも全て了解したうえで行っております。

「目立つから」という理由だけで矯正治療をしないなんて勿体無いですからね。

 

今度は、患者様サイドの要因ですが、

単純に「費用が高くなる」からです。

ほとんど全ての歯科医院で、審美ブラケットやホワイトワイヤーは追加料金がかかります。

材料コストがかかってしまうのである程度は仕方ありませんが、

5万円〜10万円はメタルの治療よりも患者様の負担額が増えます。

矯正治療はただでさえ高額なので、本当は目立たない矯正をしたいけれど

手がでないのが皆様方の本音であると思います。

その証拠に、過去に勤務先で私がホワイトワイヤーを導入する際に

「同じ費用で銀のワイヤーと白いワイヤーが選べるけどどっちがいい?」

と患者様に聞いてみたところ、ほぼ全ての方が白いワイヤーとお答えしました。

やっぱり目立たないワイヤーのほうがいいですよね。

そこで、当院は

フルホワイト矯正であっても

追加料金をお取りしません!

ちなみにインプラント矯正も追加料金無し。

私が白い材料で患者様を治したいので、

白くない材料を選んでほしくないというのもあります。

こんなに素晴らしい物はなるべく多くの人に広められるべきですし、

マロニエ矯正歯科クリニックで目立たない矯正をして良かったなと思っていただきたいのです。

ただ治せばいいというのは、現代の医療の在り方にそぐわないですから。

しかも、子供の矯正(早期矯正)であっても、プチ矯正(部分矯正)であっても、

フルホワイト矯正治療を行います。老若男女問わず、目立たない矯正を提供します。

「まだ子供だから金属でいいや」なんていうのは全くナンセンスです。

子供が一番、目立ってしまう事を怖れ、恥ずかしく感じるのですから。

目立つ装置によってコンプレックスになってしまったら可哀想です。

私は子供の患者様には、

「学校で一番目立たないで矯正できるから恥ずかしくないよ」と言ってあげます。

多くのお子様たちは白いワイヤーなら嫌がりません。

嫌がるお子様を無理やり歯医者に連れて行く必要は無いのです。

全ての患者様に、なおかつ追加料金無しでホワイトワイヤー矯正を行っているのは、

おそらくマロニエ矯正歯科クリニックだけでないかと思います。

全ての歯科医院を調べたわけではないので断言は出来ませんが、

ここまで目立たない矯正治療に情熱を燃やしているのは私くらいでしょうから。

私がここまで「目立たない矯正治療」にこだわる理由は、

私自身も矯正治療の経験者であるからです。

私の場合はブラケットだけ白く、ワイヤーはメタルで行っていました。

やはり、ある程度は目立ってしまうため、

矯正期間中はなるべく歯を見せないようにしていました。

その時、矯正治療とはコンプレックスを治すために行うのに、

矯正装置を装着することで新たなコンプレックスを生んでしまうのだと思いました。

言わば「矯正コンプレックス」を抱えながら過ごす2〜3年は決して短くありません。

矯正治療が終わった後で治療に満足していただくのは当たり前ですが、

治療中でさえも快適に満足度高く過ごしていただきたいというのが私の想いです。

ちなみに、歯医者は「家族を治すように患者を治しなさい」と言われて育ちます。

患者様一人一人をかけがえのない存在として大事に扱いなさいという意味ですが、

歯医者の子供である歯科大学生達は、みんなこれでもかというくらいにホワイトワイヤーでした。

つまり、歯医者は家族を治すときはホワイトワイヤーを選ぶのです。

大切に想う相手には目立たない矯正治療をしてもらいたいというのが歯医者の本音ならば、

私は、大切な患者様の気持ちに寄り添うべく、目立たない矯正をしてあげたい。

自分が矯正するときや、自分の子供が矯正するときにそう思うはずですから。

当院の願いは、ホワイトワイヤーによる矯正治療が主流になること。

そして、もっと多くの人が矯正治療をして健康的で美しい歯並びを手にすることです。

そのために、当院は目立たない矯正治療をどんどん広めていきます。

それが患者様のためになると信じて。

 

最後に、当院が低価格でフルホワイト矯正が出来ることの種明かしを。

それは、「材料の一本化」です。

多くの医院はブラケットはメタルブラケットと審美ブラケット

ワイヤーもメタルワイヤーとホワイトワイヤー

結紮線もメタルとホワイト

在庫管理のために複数買い置きしておく必要があります。

メタルの矯正と目立たない矯正を両方提供できる環境を作るためには

倍以上の在庫を抱えることになるわけです。

当院は、フルホワイト矯正「のみ」ですから、

実はメタルブラケットやメタルワイヤーは置いていません。

徹底した在庫管理ゆえに材料コストを抑えることに成功しています。

ファミリーレストランのピザより

洋食屋さんのピザより

イタリアンのピザより

ピザ専門店のピザの方がおいしいですよね?

極端なコンセプトの方がより集中してクオリティをあげられるもの。

当院は、「矯正専門医院」でありながら、

さらに、『フルホワイト矯正専門医院』なのです。

逆に、メタル矯正をやって欲しいと言われたなら

他の矯正医院での治療をオススメすることになるでしょう。

以上、2回に渡って目立たない矯正治療についてご説明させて頂きました。

当院は、目立たない矯正治療が患者様の幸福につながると信じています。

また、今以上に目立たない方法が発明されたらすぐに対応していきます。

患者様が求める以上の感動を提供できるよう

日ごとに成長していきます。