春分の日生まれの私は春が好き。
最近は夏と冬の期間が長く、あっという間に春が終わってしまうような気がします。
春になると植物らは花粉を飛ばし種の保存と繁栄を図ります。
しかして、一部の人間にとって花粉は忌むべきもの。
花粉症。
アレルギー症状によりヒスタミンが作用して鼻水ダバダバ、目も痒いしぼーっとする。
かく言う私も花粉症の1人。
この季節はいわば毒素がそこかしこに蔓延しているようなもの。
マスク無くして外出するべからず。
PM2.5なんかよりよほど恐ろしいものです。
耳鼻科の先生、毎年ありがとうございます。
鼻が出ればかめばいい、口で息すれば事足りる。
本当にそうでしょうか?
鼻が詰まると鼻呼吸が出来ず、口呼吸になります。
口呼吸になるとどういう事が起きるか。
鼻は加湿器と空気清浄機の役割を果たします。
口呼吸は風邪を引きやすくなったり、
口の中が乾燥して虫歯になりやすくなったり、
さらに、歯並びを悪くする原因にもなるのです。
口で息をしようとすると、舌を低くしなければなりません。
舌が上がった状態では口で息が出来ません。
今、試しにやってみてください。息がしにくいですよね?
実は、舌の正しい位置というのは「スポット」という
上の歯の裏側の少し後ろ側のふくらんだ場所です。
舌の位置が下がると、舌が下の歯の裏側に触れます。
これにより、下の歯が前に押されて反対咬合になってしまったり、
前歯の間に舌が入り込んで開咬になってしまいます。
また、本来舌は上顎の空間にいなければいけないのに、
舌の位置が下がると上顎が狭くなってしまい、叢生になってしまいます。
ただ口で息をしているだけで、歯並びが悪くなる原因になるのです。
歯並びというのは、唇やほっぺたや舌という筋肉に常に押されています。
そのバランスが崩れると、歯並びのバランスも崩れてしまうのです。
これを、「バクシネーターメカニズム」といいます。
不正咬合にならないように、
口呼吸ではなく鼻呼吸を定着させましょう!
また、歯並びが悪いと良くない癖が悪化してしまいます。
もし、口呼吸などの良くない癖を放っておくと…
歯並びが悪くなって、舌や唇の位置が悪くなり
舌や唇の位置が悪くなると、歯並びがさらに悪くなる。
マイナスの相乗効果で、不正咬合スパイラルに入ってしまうのです。
良い歯並びのためには、唇がちゃんと閉じていて
舌が上の歯の後ろにくっついているのがとても大事!
矯正治療は歯並びをキレイにするだけでなく、
口の周りの筋肉バランスも正してあげるものなのです。
もし、お子様のお口がぽかんと開いていたら、
悪い歯並び予備軍かも知れません。
おや?と思ったら、ぜび歯並び相談へ。
当院では、舌や唇が正しい状態をキープ出来るように
筋機能療法(MFT)も行っております。
その前に、耳鼻科へ行くべきかもしれませんね。