矯正相談の流れ
1受付・問診票の記入
当院では、スムーズなご案内と丁寧なカウンセリングのため、事前にオンライン問診票のご記入をお願いしております。 問診票では、歯並びやお口に関するお悩みのほか、矯正治療についてどのようなことをご存知か、気になっていること、ご希望などをお伺いします。初診時の参考にさせていただきますので、できるだけ詳しくご記入ください。
また、初診時は、ご本人確認のために保険証をご提示いただきますようお願い申し上げます。
2各種写真撮影
問診票をご記入いただいた後、診療室へご案内いたします。
診療室では、口腔内写真撮影・顔写真撮影・パノラマレントゲン撮影・セファロレントゲン撮影を行います。
必要に応じて、歯科用CT撮影を行います。
歯並びの写真を撮影します。正面、左右、上下で5枚の写真を撮影します。
・お顔の写真撮影
無表情の写真、笑顔の写真、横顔の写真を撮影し、歯の見え方や口元の出方、大まかな骨格などを診ていきます。
・レントゲン撮影
肉眼では見れない部分の歯の状態も確認できるように、パノラマレントゲン写真を撮影します。骨格や歯の位置を把握するために、セファロレントゲン写真を撮影します。
3現在の歯並びの状態や大まかな治療計画についての説明
撮影したお写真やレントゲンをもとに、相談室にて患者様に治療のパターンをご説明いたします。まずは現在の歯並びの状態や必要な治療内容についてお話しし、治療期間、費用、医療控除の適用についても詳しくご案内します。
また、当院の治療システムや治療に用いる矯正装置についても分かりやすくお伝えいたします。綿密的な治療計画については精密検査を行い、改めて具体的にご説明する機会を設けさせていただきます。
患者様に安心して治療を受けていただけるよう、不明点や気になることがございましたら、どうぞ遠慮なくご質問ください。納得いただいた上で治療を進めてまいります。
4検査資料のお渡し
撮影した資料をまとめたものを受付にてお渡しいたします。ご自宅でゆっくりとご覧いただき、ご家族と相談される際の参考にしていただけます。
当院では歯の矯正治療について多くの方に知っていただきたく、写真撮影やレントゲン撮影を含む無料相談を実施しております。
矯正治療についてのご質問やご不安があれば、ぜひお気軽にご連絡ください。
矯正治療の流れ
1矯正無料相談(90分)
初回の無料矯正相談では、歯並びやかみ合わせについて、患者様が気になっていることを何でもお話しいただけます。見た目やかみ合わせが気になる、子どもの歯並びが今後どうなるのか心配、などどんなご相談でもお受けいたします。
簡単な問診、写真、レントゲンをもとに、患者様のお悩みを詳しくお伺いし、分かりやすくご説明いたします。また、歯並びを改善する治療が必要だと判断された場合には、精密検査をおすすめしております。
2精密検査(30分)
患者様に最適な治療プランを立てるために、歯の位置や骨格、口元の状態を詳しく把握する精密検査を行います。
検査内容としては、相談時に撮影している写真とレントゲンに加えて、CT写真撮影、3Dスキャンによる歯型取りを実施し、矯正専用の分析ソフトを使用して分析します。その後、得られた情報をもとに、患者様に最適な治療プランを立てていきます。
3診断(60分)
今後の治療計画について、考えられる治療方法をすべてご提案させていただき、それぞれのメリット・デメリットについて十分にご理解いただいた上で、患者様と一緒に最適な治療方法を選択します。
患者様に納得していただき、安心して治療を受けていただけるよう、疑問や不安が解消されるまでしっかりとご説明いたします。何でも遠慮なくお尋ねください。
※お子様の矯正治療から大人の矯正治療に移行する際は、永久歯がすべて生え揃ったタイミングで「精密検査」と「診断」を再度行い、その時の状況に応じた治療プランを再検討します。
4治療開始(1処置あたり約30~60分)
時間をかけて歯を正しい方向に動かしていく矯正治療の開始です。定期的に治療後にお口の中の写真を撮影します。
歯が動くのは非常にゆっくりなので治療期間は2年以上かかることがほとんどですが、通院のペースは基本的に月1回のみです。 治療にかかる時間は処置の内容によって異なりますが料金は一律ですのでご安心ください。
5保定治療(30分)
歯を正しい方向に動かす治療が終わった後は、歯の位置をキープするための「保定治療」を行います。通院は数ヶ月に1回程度です。
歯の位置が安定するまでには、少なくとも1年かかると言われており、保定治療期間中は「リテーナー」と呼ばれる歯の位置を保持する装置を使用していただきます。リテーナーには、取り外し式と固定式の2種類がありますが、基本的には取り外し式を推奨しています。
保定治療には明確な終了時期はありません。お口の状態を見ながら、患者様と一緒に終了時期を相談して決めていきましょう。
矯正治療の一般的な通院回数に関して
矯正治療は患者様の歯の状態に応じて異なりますが、治療期間は一般的に2年から3年と長期にわたります。治療中は、矯正装置の調節やゴム部分の交換が必要なため、装置を装着してからは約1か月に1回の通院が求められます。
子どもの矯正では取り外し式装置の調整のために2~3か月に1回の通院が必要です。
裏側矯正の場合
裏側矯正も表側矯正と同様に1か月に1回の通院が必要です。裏側矯正に対して「通院回数が多い」「診療時間が長い」といったイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、裏側矯正でも1回の診療時間には大きな違いはありません。
歯の動きが遅くなるため、通院回数は増加傾向にあり、治療期間も長くなることが多いです。裏側矯正装置はオーダーメイドで製作するため、装置作成には約1ヶ月半かかります。
マウスピース矯正の場合
マウスピース矯正(インビザライン)は、ちゃんとマウスピースを使用できているか、ちゃんとマウスピースがハマっているかをチェックする必要があり、2~3ヶ月に1回の通院で使用状況を確認します。
当院ではデンタルモニタリングを導入しており、スマートフォンを使ったご自宅でのセルフチェックにより、通院回数をさらに少なくすることが可能です。
歯の動きはリアルタイムで医師が遠隔チェックするため、忙しい方や遠方の方でも、安心して治療を継続していただけます。
※カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン)は、保険適用外となるため自費診療となります。
保定治療について
矯正治療が完了した後は「保定治療」に移行し、保定装置を装着します。治療終了後、歯の位置は安定していないため、後戻りが生じる可能性があります。したがって、保定装置をしっかりと使用していただくことが非常に重要です。
保定治療中は通院回数が減少します。装置除去後、最初の1年間は数ヶ月に1回のペースで通院が必要です。その後、歯の安定が確認できれば、通院間隔は徐々に空いていき、最終的には1年に1回のペースとなります。
保定期間中も、定期的に噛み合わせの確認や歯の管理を行い、患者様の歯の健康をサポートしていきます。