医院名:マロニエ矯正歯科クリニック 
住所:〒340-0034
埼玉県草加市氷川町2128-2ベラビル2階 
TEL:048-959-9087

マロニエコラム

2017.10.25

北海道うまいもの紀行

10月17日〜20日まで、北海道は札幌の地で日本矯正歯科学会総会に参加してきました。

院長は当学会の認定医を昨年取得し、

3月生まれなので最年少認定医を勝手に自負しておりましたが、

最年少の座は年下の先生に譲ることになりそうです。

認定医制度というのは、資格を継続するために一定回数以上、学会参加をする必要があります。

認定医継続のためと、日々の診療に役立つ知識を得るため、休診を頂き勉強してまいりました。

学会の内容については矯正コラムの方でご案内しようと思いますが

院長ブログでは北海道で食べた美味しいものたちについてお話したいと思います。

前回のブログで、ダイエットについて書くぞ!と息巻いておりましたが、

時期的に先にメシブログを書くという不謹慎ぶり。御容赦頂きたい。

北海道で食べたものを日付おきに公開致します。

初日、昼・塩ラーメン、夜・海鮮居酒屋⇨パフェ

2日目、昼・スープカレー、オヤツ・パフェ、夜・味噌ラーメン⇨パフェ

3日目、昼・スープカレー、夜・寿司(無回転)⇨塩ラーメン

4日目、昼・ジンギスカン、夜空港でハンバーグ

初日、出発の飛行機が2時間遅れて飛ぶ。遅延の理由はわかりませんが、

万に一つも危険なフライトはしたく無いので仕方無し。

ANAのスタッフ(美人)に文句を言うおじさん多数。

お詫びにANAから封筒が配布されました。

中身は千円。むむむ。たかが千円、されど千円。

不平不満を漏らしていた乗客たち黙る。千円強し。

札幌駅に着いたのが4時半になってしまったけれど、

このまま夜まで我慢することは出来ず、駅のラーメン屋さんへ。

お麩が入ったスパイシーな塩ラーメン。

起きてから9時間後の1食目、不味いわけもない。

ついでに、北海道唐揚げのザンギも頼みます。

醬油味やニンニク味に慣れた関東人からすると、思っていたよりも淡白な感じで、

パーコー麺のパーコーに近いような食感でした。

たしかに唐揚げや竜田揚げとは似て非なるものでした。

その夜、同行していた新川崎おおき矯正歯科の大木先生オススメの海鮮居酒屋へ。

全体的に美味しいです。ホッケは普通。

ここでつっこ飯という、いくら丼を頼みます。

このお店の名物らしく、店員がけたたましく叫ぶ。

「つっこ飯行くぞー!エイサー!」

つっこ飯というのは、ご飯だけがよそられた丼の上に店員さんがいくらを盛りまくるというもの。

こちらがストップというまでいくらは止まらない。

ダイエットにより小さくなった胃袋の私におびただしい量のいくらが押し寄せる…!

でも男として負けるわけにはいかない、ノーストップで行こう。

エイサー!

エイサー!

エイサー!

エイサー!

4回目くらいで勝手に止まる。

ああ、漏れちゃうしね…。

でも通常のいくら丼の倍くらいのいくらに満たされたアルティメットいくら丼が完成する。

輝くー!彦摩呂先生、宝石箱です!

大木先生の食ってみ?という視線。

小皿に分けて食べ うまー!

う、うますぎる…。

ありがちではありますが、今まで食べたどんないくらよりも…うまい。

そうか、新鮮ないくらというのは醤油漬けになっていないのか。

厨房の裏で今産卵したのか?というほどの新鮮さ。

とめど流る旨味の粒が口腔内で弾けます。

ああ、これが本当のいくらなんだな。

きっと、道産子の人達はこの味で育ち、

北海道を出た後に偽物のいくらを食べて憤慨しているのだな。

一瞬にして理解しました。

この土地で、新鮮ないくらを、贅沢に食べているからこそのうまさ。

お土産では実現出来まいて。

きっと次に味わえるのはまたこの地に来てから。

少なくなるいくらの量と寂しさが反比例する。

ありがとう、大木先生。こんなに美味しいものを教えてくれて。

旅の初日にして最高潮を迎えてしまったこの気持ち。

翌日以降、このいくら丼を超える感動は訪れるのであろうか?

いくら丼の後、とあるパフェ屋さんに行きます。

どうやら札幌ではシメにパフェを食べるという文化があるそうです

夜パフェ。言われてみれば、以前マツコ会議でやっていたかも。

23時ごろでありながらまだ開いていて、行列まで。

期待とともに中へ入ります。薄暗く、お洒落な内装。ステキなパフェ屋さんです。

メニューの中からメロンパフェを注文します。

登場するパフェは立体的で創造的なアート作品のよう。

10種類以上の材料から作られたパフェは、

テキトーなお店のテキトーなデザートなんかではなく、

文化としての夜パフェが築き上げたハイクオリティなもの。こんなん見たことない。

食べてみると一つ一つの素材がお互いの個性を殺すことなく、味わい深く舌を楽しませます。

食感も様々、見た目ばかりではなく味の移り変わりまで計算されています。

うまーい!草加にもパフェ文化来ないかなー。

ダイエット中の私の鋭敏な味覚は甘みを強烈にキャッチします。

いくら丼の感動の後にシメパフェもぺろり。完璧な流れです。

二日目、午前中は大学病院時代の同僚と「白い恋人パーク」へ。

「北海道土産といえば」の地位をほしいままにしている白い恋人さんですが、

ついに工場兼テーマパークを作るまでに儲かってらっしゃる。

白い恋人感のない謎の西洋風世界観とともに、工場見学。

矯正の勉強の前にチョコレートの勉強をしました。

昼食はスープカレーを食べようと、有名なお店に向かいます。

が、辿り着いてから、定休日でやっていないという事態に。

諦めきれない一行は、二号店にタクシーで移動します。

二号店についてみると中々の混雑ぶりで、入るまでに一時間半はかかるとのこと。

「そんなに待てないよ」空気になったため、近くの別のスープカレー屋へ。

そのお店はすぐ入ることが出来ましたが、とっても美味しかったです。

スープカレーって、本当にシャバシャバなカレー汁なんですね。

香ばしいカレースープに、ごろっとした具材達。

思った以上のボリュームに舌鼓です。

大学病院時代のメンバーは認定医申請のため、学会場へ。

私は一人で札幌の街を散策します。

おみやげは北菓楼と決めていたので、北菓楼カフェへ。

トラディショナルな外装と、近代的な内装の珍しいカフェです。

ここで気づいたのですが、札幌でミルクティーを頼むとホットミルクが別でついてきます。

冷たいミルクだと紅茶が冷めてしまうので、紅茶的にはそれが正しいわけですが、

これも北海道という寒冷地だからこその文化でしょうか。

モンブランのケーキセットにしましたが、量多し。

4時過ぎにまた満腹になってしまった。

夜は大木先生と合流し、美味しいと聞いたラーメン屋へ。

中は地元民が並んでいました。壁面には多数のサイン。

味噌ラーメンが有名らしいので、味噌ラーメンを。

味としては味噌はやや甘めですが、また胡椒が効いています。

北海道ラーメンは基本的に胡椒ベースなんでしょうか。

お腹がはち切れそうになりながらお店を出る。

なんで半ライスを追加してしまったのか。

この後はまたしても夜パフェのお店にはしごします。

お店についた頃は八時半頃。

独特な雰囲気のお店構えです。

狭い店内にぎゅっと人が詰まっています。

待っているのは私達だけ。

店主1人でやっており、待つお店であるという前情報。

まあ一時間くらいまてば食べれるかな?

お腹もいっぱい出し、こなれて丁度いいか。

かれこれ一時間半待つ。その間、誰も退席しない。

待っている人がいるのに長居しているわけではなく、

どうやらパフェが運ばれてきていないようなのだ。

ようやく二人退席し、席に案内される。

店主「うちは大分待ちますよ、分単位じゃありません、時間単位ですよ。」

店主「甘くないし、合わなそうだったら帰ってね。」

店主「それでも大丈夫?」

まだ待つのか・・・。

でもここまで一時間半待ってますから、帰るわけにもいきません。

大丈夫ですと返事をして待ちます。

オーダーもまだ取らないそう。

待つことまた一時間半。

その間、ネットで調べてみると3時間待ちは当たり前のお店だったよう。

店主が独特で、店主のルールにそぐわない客は帰されるそう。

席に座る時の質問はどうやら客のふるい分けだったようで、

どれくらい待ちますか?とでも聞こうものなら強制退店。

すごいお店に入ってしまった…。

あまりに長く待つのと、終わりの見えない戦いに、

大木先生と二人、くらくらトランス状態に。

入店から3時間後、ようやくオーダーを聞かれる。

一時間半前に決めていた、バナナパフェを注文。

このお店はトランス脂肪酸などの体に良くないものは使用していない、

自然派志向のパフェ屋さんらしい。

オーダーから一時間後、ようやく念願のパフェとご対面。

たった1つのパフェを食べるのに4時間である。修行だ。

アイスクリームがほとんどを占めるパフェをおそるおそる食す。

う・ま・い。

めちゃくちゃうまい!

いくら同様、栗田史上最高アイスクリームである。

笑っちゃうくらい美味しいアイスに4時間待たされた疲労が吹き飛びます。

良かった、おいしくて本当に…。

これは、どんなに待たされるとしても待ち続けるお客さんの気持ちにも納得です。

たった数時間で世界一うまいかもしれないアイスが食べられるのですから。

ただ、次にまた食べるとしたら忍耐が持つかどうか…。

色んな意味で思い出になりました。

3日目は学会本番です。

午前中の発表の聴講が終わり、ランチのために学会場を出ます。

この日の昼食もスープカレーを。

昨日入れなかったお店にリベンジを仕掛けます。

学会場から歩いて30分。

着いてみると昨日ほどは混んでいません。

15分ほどで案内され、注文します。

具だくさんでシャバシャバ、スープカレーのスタンダードです。

昨日スープカレーより、ノーマルなカレーに近い味わい。

飽きの来ない味付けに、ボリューミーなカレーも完食。

この旅、常に満腹である気がします。

個人的には昨日のカレーの方が独特で、スープカレーならではという感じで好きでしたね。

午後の発表も聴講した後、東京歯科大学矯正科OBの集会に参加しました。

軽食もありましたが、この後に無回転寿司を食べる予定でしたのでお酒だけに。

千葉病院時代の矯正科同期とともに、一見さんお断りのお寿司屋さんへ。

お皿が色分けされてないお寿司屋さんは初めてなのでドキドキです。

雑居ビルに居を構えるこじんまりとしたお寿司屋さんでした。

超うまい日本酒とともに、超うまいお造り。

きさくな店主と温かみのある女将さん。

同期や店主と談笑しながら握りたての寿司を食べる。

30過ぎて、自分自身が大人になったのだなと感じました。

久しぶりに会う同期と今までのことや今現在のこと、これからのことを語り合いました。

各地に散らばりながらも皆が皆活躍していて、誇らしい気持ちになります。

若い私達が矯正界の中を前を向いて進む。いいじゃないか飛躍していこう。

全ての寿司が美味でしたが、中でもウニが印象に残ります。

なぜならば、私はウニ嫌いだから。

そんな私にも美味しいと思わせてしまうのだから、

良いものというのは、有無を言わせぬ力がある。

騙されたと思って、の騙されなかったパターンです。

お寿司屋さんを出た後、同期オススメのラーメン屋へ。

ラーメンばっかり食べてる?

そうでしょう。なぜなら、大学病院時代はラーメン部でしたから。

またしても行列。行列=信頼ですよね。

塩しょうがラーメンが同期のオススメということで、それをチョイス。

透き通るスープ、これこそが塩ラーメンですよね。

飲んだあとのシメに最適な期待通りの塩ラーメン。

溶かしこむしょうがが他にはないアクセントになっています。

つるつるっといけちゃいますね。

どうやらこの日、大木先生は昨日のパフェ屋に行ったそう。

勇者か狂人か。まさか翌日リピートとは。

しかしながら、テクニックを駆使し、なんと20分でパフェを食べることに成功。

お店の特殊なシステムに対する傾向と対策ですね。

相変わらず美味しかったそうですが、昨日ほどの感動は無いとのこと。

やはり、忍耐あっての極上か。

最終日、午前中にまた学会参加し、商社展示なども闊歩。

隅から隅まで学会を満喫し、学会場を後にします。

この日の昼食、北海道最後の食事はジンギスカンにしました。

ランチセットでお得なラムリブロースセットを注文。

肉汁を野菜に吸わせながら、赤さが残るうちにラム肉を頬張る。

あ、これもジンギスカン史上一番だ。

ビール園などの食べ放題ジンギスカンは食べた経験がありますが、

ちゃんとしたジンギスカンは臭みも無く、ジューシーな旨味が溢れてきます。

本当のジンギスカンて美味しんだなあ。

良かった、最後に食べておいて。

時間に余裕を持って新千歳空港に移動し、帰りの便へ。

何故か羽田に一時間くらい着陸せず。

今回は最後までとにかく待つ旅でした。

空港に着いて、夕食を食べますが、

選んだのは普通のハンバーグ。

北海道では土地のものばかり食べていたので、

日本に居ながらにして日本食シックになっていました。

久々の普通のご飯。感想、普通!

以上、北海道うまいもの紀行でした。

北海道に行ったのは2回目でしたが、

多くの美食たちに出会えました。

北海道=美味しいと脳にインプット。

またいつの日か行きたいなーと、心から思えます。

中でも、記憶に残るのはいくら、アイス、ジンギスカン。

カレーやラーメンはきっと普段から食べ過ぎているため、

私の中で好みの味が確立してしまっているんだと思います。

普段食べないようなものが、最高レベルで押し寄せると

味覚は新たな刺激に衝撃を感じるのでしょうか。

新しいもの、新しいことにチャレンジするのはとても良いこと。

まだ見ぬ世界の中に、幸せが待っているかもしれません。

美味しいものは、食べた人しか美味しさがわからない。

矯正治療も、やった人しか良さがわからない。

歯並びを治した後の人生は、あなたにとって素晴らしいものになるかも。

歯並びを治したいと思っている人は、

ぜひ矯正治療にチャレンジしてみて欲しいのです。

騙されたと思って、なんて言いませんから。

ちなみに、気になる体重ですが、1キロ増加に留まりました。

常にトクホを飲んでいたり、間食しなかったり、なるべく歩いたりしてましたから。

さてさて、ダイエットライフを再開しましょうとも。