医院名:マロニエ矯正歯科クリニック 
住所:〒340-0034
埼玉県草加市氷川町2128-2ベラビル2階 
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矯正コラム

2017.07.20

目立たない矯正

今回は、目立たない矯正治療についてお話させて頂きたいと思います。

当院の特徴であり、強みでもある目立たなさを追求した矯正治療。

まさしく、患者様のお気持ちに寄り添うことを目指す意志によるものです。

何をもって目立たないとするか、従来の矯正治療との違いについて。

歯に装着している矯正装置の基本構造を説明すると、

歯に直接接着している「ブラケット」

歯に力を与える「ワイヤー」

ブラケットとワイヤーをつなぐ「結紮線」

の3つに別れます。

ワイヤーの力を歯に伝達することで歯に矯正力が加わり、歯が動く。

ワイヤー→結紮線→ブラケット→歯の順に力が伝わるのです。

ワイヤーと直接歯をくっつけてしまうとワイヤーの調整が出来ないので、

このような構造になっているわけですね。

矯正装置の歴史をたどると、最初期は接着剤が発明されていなかったので

すべての歯にバンドという輪っかを接着しなければならず、

目立つ目立たない以前の問題で、改造人間のようでした。

コンポジットレジンという歯の詰め物にも使用される接着剤が登場してからは、

歯にメタルブラケットを装着するのが主流になりました。

ワイヤーはニッケルチタン合金製やステンレススチール製のメタルワイヤーで、

結紮線も金属製のワイヤーです。

フルメタル矯正の時代は長く続きました。

欧米では実は未だにメタルブラケットにメタルワイヤーが主流だったりします。

矯正治療していることは一種のステータスであり、

自分を良くしようとする姿勢と捉えられるのです。

矯正治療を「隠す」よりも「見せる」文化なのだそうな。

確かに、ディズニーアニメや海外ドラマで出てくる矯正治療中の登場人物はフルメタルかも。

しかし、日本や韓国・中国などのアジア圏では矯正治療は恥ずかしいとする傾向があります。

「歯を見せてスマイルする」事が一般的ではないですからね。

そんな日本で主流となっているのが、セラミック製やプラスチック製の審美ブラケットです。

ブラケット自体が白もしくは透明になったため、

メタルブラケットに比べると格段に目立ちにくくなりましたね。

ただ、ワイヤーや結紮線はメタルであるため、それなりに目立ちます。

周りに気づかれないことはないですし、写真にも写ります。

「別に隠すことでも無いし、自分が受け入れられさえすればいい話か。」

と、開き直れない人はまだまだたくさん居ます。

歯並びを治したいけれど、矯正治療をしたくない理由の一番は費用ですが、

次いで2番目は「目立つから」です。

ブラケットが白くなっただけでは、患者様はまだ満足しないのです。

そこで、目立たない矯正治療を求める人達の救世主となるのが、ホワイトワイヤーです。

ワイヤーが目立たなくなったのでかなり目立ちにくくなりました。

さらには、結紮線もホワイトの結紮線があるのです。

世の中に白い金属は存在しません。白っぽい金属は有りますが。

ホワイトワイヤーとは、従来のワイヤーの表面を白い材料でコーティングしてあるのです。

実は何年も前から存在はしているのですが、以前までのものはコーティングが剥がれやすく、

月1ペースで来院すると、1ヶ月後にはコーティングがハゲハゲになって金属部が露出し、

逆に目立ってしまうというシロモノでした。

さらには、コーティングが摩擦を生み、歯が動きにくくなるとも言われていました。

矯正医一年目の時に存在を知った時は少しガッカリしました。

しかし、ほんの最近になって登場した「ナノホワイト」というデンツプライシロナ製のワイヤーは

私の想像と期待を越える素晴らしい製品でした。

コーティングが禿げないし、摩擦も良い。夢のワイヤーです。

ホワイトワイヤーに透明なブラケットを使用して、結紮線だけ金属というわけにはいきません。

TPという会社が出しているホワイト結紮線や、透明ゴム、

デンツプライシロナ製の透明なクリスタスナップなど、

目立たなくワイヤーをブラケットに固定する方法があります。

「ブラケット」「ワイヤー」「結紮線」の全てを白いものを採用する事で、

初めて「目立ちにくい」フルホワイト矯正が完成するのです。

ナノホワイトと出会ってから、すでに矯正治療を始めている患者さんのワイヤーを、

どんどんメタルワイヤーからホワイトワイヤーに変えていきました。

メタルからホワイトに変わった時の患者さんの喜びようたるや。

フルホワイト矯正になって初めて、患者さんが満足をしてくれる。

相談時に、これを歯に付けますよと患者さんに伝えても嫌がられなくなりました。

これこそが患者様が求めているものだと確信致しました。

世間の主流のブラケットだけ白い「目立ちにくい矯正」から、

当院は全てを白いもので行う本当に「目立たない矯正」へと進化しました。

当院のスタッフもフルホワイト矯正治療を初めておりますので、

当院の矯正治療がいかに目立たないかぜひご覧頂くと良いと思います。

 

そして、全ての患者様に目立たない矯正治療を提供したいという想いから、

子供の矯正治療やプチ矯正であっても、

追加料金を一切頂かずにフルホワイト矯正を行っております。

また、当院は様々な矯正方法を取り扱っており、

表側に装置が付くのが耐えられないという方へ「裏側矯正」

歯に器具が付くのが耐えられないという方へ「マウスピース矯正」

もっと目立たない矯正治療を求める患者様のご要望にもお応えできます。

裏側矯正やマウスピース矯正についてはまたの機会にご説明させて頂きます。

次回の矯正コラムは今回の続きとなります。

当院が目立たない矯正治療にこだわり続ける理由と

目立たない矯正治療が普及していない理由がテーマとなります。

目立たない矯正治療について、ご興味を持たれた方は

ぜひ一度矯正無料相談にお越しください。